伝わる言葉・営業導線 / 2026-05-08

「自分には売れるものがない」と思う人ほど、頼まれごとを見直した方がいい

「自分には売れるものがない」 副業やフリーランスを考え始めたとき、かなり多くの人がここで止まると思います。 資格があるわけじゃない。 すごい実績があるわけでもない。 SNSで発信できる専門分野も、パッと思いつかない。 周りを見ると、デザ...

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「自分には売れるものがない」

副業やフリーランスを考え始めたとき、かなり多くの人がここで止まると思います。

資格があるわけじゃない。

すごい実績があるわけでもない。

SNSで発信できる専門分野も、パッと思いつかない。

周りを見ると、デザインできます、動画編集できます、コーチングできます、マーケティングできます、みたいに分かりやすいスキル名を持っている人がいる。

それを見て、

「自分は何を売ればいいんだろう」

となる。

めちゃくちゃ分かります。

僕も最初から「これが自分の商品です」と言えたわけではありません。

むしろ、しばらくは「資料作成できます」くらいの言い方しかできませんでした。

でも、仕事を受けながら少しずつ気づいたんです。

自分の価値は、資料を作ることそのものだけではなかった。

相手の話を聞いて、情報を整理して、何をどの順番で伝えるかを考えること。

つまり、情報整理と構成づくりに価値があったんです。

売れるものは、スキル名から見つかるとは限らない。
人から任されてきたことの中に、すでに隠れていることがある。

今日は、この話を書いてみます。


「スキル名」で探すと、自分が急に弱く見える

スキル名の棚を前に不安になるイラスト
スキル名の棚を前に不安になるイラスト

副業を始めようとすると、まずスキルを探しがちです。

ライティング。

デザイン。

動画編集。

SNS運用。

資料作成。

コーチング。

もちろん、分かりやすいスキル名があると説明しやすいです。

でも、ここに寄せすぎると、自分の中にある価値を見落としやすくなります。

なぜなら、スキル名は「商品棚のラベル」みたいなものだからです。

棚に並べる前の、自分の経験や頼まれごとは、もっとぐちゃっとしています。

「会議の内容をまとめておいて」と言われる。

「これ、どう説明したらいいと思う?」と相談される。

「ちょっと資料見てもらえる?」と頼まれる。

「話を聞いてもらったら頭が整理された」と言われる。

こういうものは、スキル名としては地味です。

でも、実はめちゃくちゃ仕事の種だったりします。

ただ、自分では当たり前すぎて気づきにくい。

息をするようにやっていることほど、「いや、こんなの誰でもできるでしょ」と思ってしまうんです。

いやいや、できない人からすると普通に助かるやつです。笑


見るべきは「何ができるか」より「何を任されてきたか」

自分の商品を考えるとき、僕は「何ができますか?」よりも、先にこっちを見た方がいいと思っています。

人から何を任されてきたか?
何を相談されてきたか?
何をやると「助かった」と言われたか?

ここには、自分では気づいていない価値が出ます。

たとえば、資料を作ることを頼まれていたとしても、価値は資料作成だけではないかもしれません。

相手が本当に助かっていたのは、

散らかった情報を整理してくれること。

言いたいことの優先順位をつけてくれること。

相手に伝わる順番に並べ替えてくれること。

「結局、何を言いたいのか」を一緒に見つけてくれること。

ここかもしれない。

僕の場合、まさにそうでした。

最初は、パワポを作る仕事だと思っていました。

でも、実際にやっている時間を分解してみると、作業の中心はデザインではなく、ヒアリングと整理と構成でした。

お客さんの頭の中にあるものを聞く。

似ている情報をまとめる。

伝える順番を考える。

いらない情報を削る。

相手が前のめりになる見せ方に変える。

それをやった結果として、資料になる。

つまり「資料作成」は出口であって、価値の本体はその手前にあったんです。

商品名と、価値の本体はズレていることがある。
だから、作業名だけで自分を決めつけない方がいい。

これは副業初期ほど大事だと思っています。

頼まれごとを整理して価値を見つけるイラスト
頼まれごとを整理して価値を見つけるイラスト

「当たり前すぎること」は、人に聞いた方が見つかる

周りの声から自分の強みに気づくイラスト
周りの声から自分の強みに気づくイラスト

自分の当たり前は、自分では見えません。

これはもう、本当に見えないです。

部屋のにおいに住んでいる本人だけ気づかない、みたいな話に近いです。

たとえが急に生活感。笑

だから、自分だけで考えすぎない方がいい。

周りの人に、こんなふうに聞いてみるのがおすすめです。

僕に何か頼むとしたら、何を頼みやすいですか?

過去に僕がやったことで、助かったことはありますか?

僕が自然にやっているけど、他の人より得意そうに見えることはありますか?

この質問をすると、自分では思っていなかった答えが返ってくることがあります。

「話を整理するのがうまい」

「説明が分かりやすい」

「文章をいい感じに直してくれる」

「資料の流れを見てもらうと安心する」

「モヤモヤを言葉にしてくれる」

こういう言葉が出てきたら、そこに商品化のヒントがあります。

大事なのは、そのままスキル名に変換しようとしすぎないことです。

「説明が分かりやすい」と言われたら、いきなり「講師業だ」と決めなくていい。

「話を整理するのがうまい」と言われたら、いきなり「コーチングだ」と決めなくていい。

まずは、どんな場面で、誰に、何をしたから助かったのかを見る。

価値は、具体的な場面の中にあります。


頼まれごとは、小さな商品案に変えられる

頼まれごとを見直すときは、次の形に置いてみると分かりやすいです。

誰が:
何に困っていて:
自分は何をして:
相手はどう助かったのか:

たとえば、僕の資料作成で言うと、

誰が:
サービスを説明したい個人事業主や経営者

何に困っていて:
頭の中に情報はあるけど、伝える順番が決まっていない

自分は何をして:
話を聞いて、情報を整理して、資料の構成に落とす

相手はどう助かったのか:
自分のサービスを人に説明しやすくなった

こう見ると、ただの「資料作成」よりも具体的になります。

商品案にするなら、

「60分でサービス説明を整理する壁打ち」

「営業資料の構成づくりモニター」

「発信や提案に使えるサービス整理セッション」

みたいな形にできます。

まだ正式商品じゃなくて大丈夫です。

まずは仮でいい。

大事なのは、自分が売れるものをゼロから発明しようとしないことです。

すでに頼まれてきたこと。

すでに感謝されたこと。

すでに自然にやってきたこと。

そこから始める方が、ずっと現実的です。

頼まれごとを小さな商品案に変えるイラスト
頼まれごとを小さな商品案に変えるイラスト

自分には何もない、の前に見てほしいこと

棚卸しした頼まれごとの中に価値の種を見つけるイラスト
棚卸しした頼まれごとの中に価値の種を見つけるイラスト

「自分には売れるものがない」と感じるとき、たぶん本当に何もないわけではありません。

まだ、売り物として見える形になっていないだけです。

スキル名になっていない。

商品名になっていない。

価格がついていない。

説明文になっていない。

でも、人から任されてきたことはあるはずです。

「これお願いしていい?」

「ちょっと見てもらえる?」

「一回話聞いて」

「むらやんに聞くと整理される」

こういう小さな言葉の中に、自分の価値は隠れています。

自分の価値は、自分が得意だと思っていることより、
人が何度も頼んでくることに出やすい。

だから、まずは頼まれごとを見直してみてください。

スキル名を探す前に。

資格を取りにいく前に。

新しい勉強を始める前に。

これまで何を任されてきたかを、静かに棚卸ししてみる。

そこに、最初の商品案の種があるかもしれません。

もし一人で整理するのが難しければ、X(@murayan_katachi)のDMから気軽に声をかけてください。

カタチ舎では、頭の中にある経験や得意を言葉にして、サービスや提案資料の形にするお手伝いをしています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

あなたの「当たり前」が、誰かにとっての助かることに変わるきっかけになれば嬉しいです。


Author

村上龍平

カタチ舎代表。言葉、生成AI活用、資料・Web制作を行き来しながら、事業の考えを届く形へ整理しています。

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