副業・フリーランスの思考整理 / 2026-05-08

商品名が決まらない人は、まず“誰に・何を・どうする”だけでいい

副業やフリーランスを始めようとすると、なぜか急に「商品名」を決めたくなります。 いや、分かります。 僕もめちゃくちゃ考えました。 かっこいい名前にしたい。 ちゃんとしたサービスっぽく見せたい。 LPに載せても恥ずかしくない名前にしたい。...

副業やフリーランスを始めようとすると、なぜか急に「商品名」を決めたくなります。

いや、分かります。

僕もめちゃくちゃ考えました。

かっこいい名前にしたい。

ちゃんとしたサービスっぽく見せたい。

LPに載せても恥ずかしくない名前にしたい。

できれば、覚えやすくて、意味も伝わって、少しだけセンスも感じる名前がいい。

欲張りセットです。急にネーミング大喜利が始まります。笑

でも、最初の商品案で本当に大事なのは、名前のかっこよさではないと思っています。

大事なのは、相手に伝わることです。

もっと言うと、会話が始まることです。

最初の商品案は、きれいな名前より、相手が理解できる一文。

今日は、商品名が決まらなくて止まっている人に向けて、「まずは“誰に・何を・どうする”だけでいい」という話を書いてみます。


名前が決まらないと、動けない気がする

商品名って、不思議な力があります。

名前が決まると、サービスが存在している感じがする。

逆に、名前が決まっていないと、まだ何もできていない気がする。

だから、つい考え込んでしまいます。

「〇〇メソッド」

「〇〇設計室」

「〇〇ラボ」

「〇〇伴走プログラム」

「〇〇ブートキャンプ」

なんか、それっぽい言葉はたくさんあります。

でも、しっくりこない。

もっと自分らしい名前がある気がする。

他の人と被らない名前にしたい。

でも、分かりにくい名前にはしたくない。

こうして、商品名だけで数日が溶けます。

もちろん、名前は大事です。

覚えてもらいやすくなるし、世界観も出せます。

ただ、副業やフリーランス初期の最初の商品に限って言えば、名前は後でいいです。

なぜなら、まだ商品そのものが変わる可能性が高いからです。

対象者も変わるかもしれない。

提供内容も変わるかもしれない。

価格も変わるかもしれない。

相手が価値を感じるポイントも、やってみるまで分からない。

そんな状態で名前だけ固めると、かえって動きにくくなります。


最初に必要なのは、LPではなく一文

最初の商品案に必要なのは、立派なLPではありません。

美しいロゴでもありません。

長いサービス説明でもありません。

まず必要なのは、相手に話せる一文です。

たとえば、こういう形です。

誰に:
何を:
どうする:

これだけ。

シンプルですが、かなり強いです。

たとえば、カタチ舎の文脈ならこうです。

誰に:
自分のサービスをうまく説明できないひとり社長に

何を:
頭の中にある事業内容や強みを

どうする:
ヒアリングで整理して、提案資料やWebに使える言葉にする

まだ商品名はありません。

でも、何をするかは伝わります。

相手も、自分が対象かどうかを判断できます。

ここまで言えれば、会話は始まります。

「それって、具体的にはどんなことをするんですか?」

「自分もサービス説明がうまくまとまっていなくて」

「資料もお願いできるんですか?」

こういう反応が出てきます。

この反応こそ、商品を育てる材料です。

商品名より先に、相手の反応をもらえる言葉を作る。

ここを飛ばして名前だけ整えると、見た目はきれいでも、誰にも刺さらない商品になりやすいです。


雑な商品案でも、会話できる形なら進める

最初の商品案は、雑でいいと思っています。

もちろん、雑に提供していいという意味ではありません。

雑でいいのは、最初の言葉です。

仮置きでいい。

完璧な説明でなくていい。

むしろ、最初からきれいにまとまりすぎていると、相手の反応を受け取りにくくなることがあります。

たとえば、

「副業を始めたい人向けに、最初の商品案を一緒に考えるモニターをやっています」

このくらいでも十分です。

話してみると、相手からいろいろ出てきます。

「商品案というより、何を発信すればいいか分からないんです」

「実績がないから声をかけるのが怖いです」

「価格をつけるところで止まっています」

「そもそも自分の強みが分かりません」

こういう言葉を聞くと、商品案が少しずつ具体になります。

最初は「商品案を考えるモニター」だったものが、

「60分で経験を棚卸しして、最初の商品案と声かけ文を作る」

に変わるかもしれません。

「発信テーマを整理する」

に寄るかもしれません。

「プロフィールと言葉づくり」

に変わるかもしれません。

それでいいんです。

商品は、最初から完成させるものではなく、会話しながら輪郭を出していくものです。


“誰に・何を・どうする”を書いてみる

商品名で止まっている人は、いったん名前を横に置いて、次の形で書いてみてください。

誰に:

何を:

どうする:

終わったあと、相手はどうなる:

最後の一行も大事です。

商品は、作業内容だけではなく、相手の変化で伝えると届きやすくなります。

たとえば、

誰に:
副業を始めたいけど、自分に何が売れるか分からない会社員に

何を:
過去の経験、得意なこと、人から頼まれたことを

どうする:
60分の壁打ちで整理して、最初の商品案にする

終わったあと:
誰に何を提案するかが見えて、最初の声かけ文が書ける

このくらい書ければ、もう人に話せます。

商品名がなくても大丈夫です。

むしろ、これをそのまま知人に送ってみてもいい。

最近、副業を始めたいけど商品案が決まらない人向けに、
経験の棚卸しから最初の商品案を一緒に作るモニターを考えています。

もし近いことで困っていたら、一度話を聞かせてもらえませんか?

これで十分です。

まだ正式募集でなくてもいい。

まずは反応を見る。

相手がどこに引っかかるかを見る。

どの言葉に反応するかを見る。

そこから名前をつけても遅くありません。


かっこいい名前は、後から育てればいい

商品名は、後から育てられます。

最初のモニターをやってみる。

相手が喜んだところをメモする。

何に困っていたかを言葉にする。

自分が力を発揮できた場面を振り返る。

そのうえで、商品名を考える。

この順番の方が、名前に中身が宿ります。

最初からかっこいい名前をつけても、中身とズレていたら意味がありません。

逆に、最初は仮の名前でも、相手の困りごとと提供価値がはっきりしていれば、ちゃんと伝わります。

名前は、商品を完成させる魔法ではない。
商品の中身が見えてきたあとに、届けやすくする看板。

だから、商品名が決まらないことで止まっているなら、今日は名前を決めなくていいです。

代わりに、一文を書いてみてください。

誰に。

何を。

どうする。

終わったあと、相手はどうなる。

この4つだけで十分です。

そこから一人に話してみる。

反応を見て、少し直す。

また話してみる。

それを繰り返すうちに、自然と名前にしたい言葉が出てきます。


最初の商品は、会話できれば前に進む

副業やフリーランス初期は、整えたいものがたくさんあります。

商品名。

LP。

プロフィール。

価格表。

申し込みフォーム。

実績紹介。

どれも大事です。

でも、最初の一歩で全部そろえる必要はありません。

まず必要なのは、相手と会話できるくらいの仮の商品案です。

「こういう人に、こういうことを手伝いたい」

「終わったあと、こういう状態になってほしい」

そこまで言えれば、もう白紙ではありません。

地図に一本、線が引けています。

あとは歩きながら更新すればいい。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。

この記事が、商品名の前で止まっている人の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

一人で「誰に・何を・どうする」がまとまらないときは、カタチ舎でも壁打ちできます。

X(@murayan_katachi)のDMから、気軽に声をかけてください。

頭の中にあるものを、一緒に会話できる形にしていきましょう。


Author

村上龍平

カタチ舎代表。言葉、生成AI活用、資料・Web制作を行き来しながら、事業の考えを届く形へ整理しています。

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